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パスチャライズ牛乳の憂鬱

俺は元々、やたらと牛乳を飲むのが好きだった。中学生の頃は、毎日1リットルパックを飲んでいたし、一人暮らしになってからも冷蔵庫に牛乳を欠かすことがなかった。それなのに、タイに来てから、なんとなく機会を逃して牛乳を飲んでいなかった。ある時ふと「あ、牛乳飲んでないなぁ。」と思ってセブンイレブンへ。タイは日本でよく見るタイプの紙パックはなくて、プラスチックボトルの製品が多い。それが大中小とそろっている、無脂肪と書いてあるものも多いが、その手の牛乳は好きじゃないので無視。

Sukhumvit Soi 35

無脂肪牛乳の隣りにMeijiと書かれた牛乳が。ラベルには「パスチャライズ牛乳」と書いてあった。特に気にせずに、そのまま購入。帰宅して、飲んでみると。う、薄い。めちゃめちゃ薄い。俺が牛乳に期待していたコクとか甘みは何もなく、牛乳を水で割ったような味なのだ。様々なメーカーの牛乳が並んでいる中、わざわざ信頼してMeiji製品を買ったというのに、だ。他の製品もいくつか試してみたんだが、皆一様に薄い。とても薄い。そして不味い。俺の牛乳欲はそれ以来すっかりしぼんでしまったのだった。きっと「パスチャライズ牛乳」ってのも、なんか脱脂粉乳的なのをなんかしてフツーの牛乳とは違うもんなんだろうなぁ、と思い込んだ。後日、パスチャライズ牛乳を調べてみたら、なんと「低温殺菌牛乳」のことだった。フランスの細菌学者パス・ツールが考案した、加熱殺菌法「パスチャライゼーション」から来ているんだとか(参照)。絶対に「パスチャライズ」が悪さしてると思ったのに、そうじゃないとわかって、さらに牛乳欲がしぼんだ。すーん。

おそらく、タイ人は何にでも砂糖を入れるのが好きなので、ノーマルの牛乳よりもコーヒー牛乳とかフルーツ牛乳的な方が売りやすいんだろう。確かに商品棚にもその手の商品が溢れている。しかし、俺はコクのある牛乳が飲みたいのだよ。ここんとこ、タイは健康志向が強めなので、その内どっかのメーカーが濃い目のプレーンな牛乳を出してくれるだろうと期待している。